【水無月】ご存知ですか?
おはようございます!
昨日は久しぶりに菓子組合青年部の面々と会うことができて、嬉しかったタケウチです^^
2年ぶりの通常総会。
緊急事態宣言下なので開催を熟考した結果、密を避けて郊外の料亭で、十分な対策を行った上での開催でした。
「タケウチさん、同業だからライバルじゃないですか〜?」
って思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、50歳以下のお菓子屋のオーナーもしくは跡取りの集まりで、ともに学び合い高める仲間なのでライバルという感じを超えて、同志という感じなんです^^
そんなことはさておき…
本題に入ります。
6月もあと2日で終わり、明後日からは7月です。(って当たり前ですが…)
月単位でみると、それだけですが年単位でみると、ちょうど1年の半分が過ぎたことになります。
日本では古来よりこの1年の折り返しの時に、残り半年を無事に過ごせるように神社などで「夏越しの大祓」という神事があることとご存知でしょうか?
「茅の輪くぐり」ともいい、参道の鳥居などの結界内に、茅(ちがや)という草で編んだ直径数メートルの輪を作り、これをくぐることで心身を清めて災厄を祓い、無病息災を祈願するというものです。
日本神話のスサノオノミコトに由来するといわれ、唱え詞を唱えながら8の字に3度くぐり抜けます。
当店でもたびたびご紹介している「水無月」はまさにこの神事にならった和菓子で、残り半年を無事に過ごせるよう、無病息災を祈願し作られ食べられるお菓子なんです。
ご覧の通り、外郎生地に小豆をのせた三角にカットしただけのシンプルなお菓子ですが、それぞれに意味があります。
小豆は和菓子の基本で、赤い色から厄除けとして、また「マメ」→魔滅とかけてます。
白い外郎は、冷蔵庫がなかった時代に貴重だった「氷」をイメージしており、夏の暑い時期の庶民の憧れから…
三角の形にカットするのも魔除けの意味だとされております。
ちょっと昔のおばけの頭に三角のやつがついてましたが、そんな感じなのですかね(笑)
ちょっと長くなりましたが、半年を過ぎたこの時期に食べるべき和菓子「水無月」
今年は工場長が腕を振るって、小豆の炊き方にもこだわりました(もちろん自家製です)
コロナがなかなか終息せずにヤキモキする毎日だからこそ、古来から伝わるお菓子で無病息災を願うのも素敵ですよね。
7月に入ると予告なしに販売終了しますので、お早めにどうぞ
ではでは
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