【第一話】命をつないだ白いつぶ
米粉カステラのルーツは東京での学生時代にまでさかのぼります。
まだ若かった私は、所持金のほとんどを旅行や遊びなどに使ってしまい、
月末になると数百円で1週間とか10日間を過ごしてました。
今では考えられませんが、コーヒーとタバコで何日か生活していたこともあります。
フラフラになりながら、何か食べなくては…って思っている時に、
命をつないでくれたのが実家から送られてくる「ふくいのお米」でした。
1人暮らし用の3合炊きのジャーに4合のお米を入れて炊き上げ、
塩や醤油、ふりかけで空腹を満たしました。
正直、お米だけあればなんとかなります。
田舎上がりの無鉄砲な若者は、親元を離れてはじめて親のありがたみを思い知ります。
当時の何よりのご馳走は生卵をかけた「卵かけご飯」でした…
<【第二話】コシヒカリは福井発祥だろ?につづく>
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