五代目の米粉カステラについて

  祖父(母方)と、田園の前で。祖父が天塩にかけた田園です。 福井の水と空気と土で育ったお米は、私にとって文句なしの最高米。東京で生活していた間も、いつも送ってくれたこのお米でどれだけ助けられたか分かりません。そして、ますます福井とお米に対する想いが募っていったのです。       やっとたどり着いた米粉。 米粉でカステラを作りたい!! 福井県産の米粉と一口に言っても品種や製粉によって出来上がりが大きく左右されます。       最初は小麦粉にちょっとづつ米粉を混ぜるところからはじめ、更に何種類かの米粉を試し、何度も試行錯誤を繰り返した結果、この福井県産コシヒカリ米粉100%での配合にたどり着きました。(小麦粉アレルギーの方にも食べていただけるようにとの想いも込もっています)       うちのカステラで使っている卵は、鶏も米を食べているんです。福井県三国町から新鮮なものを直接持ってきていただいてます。 卵も何種類も食べ比べて、最終的にこの「福井の米たまご」に辿り着きました。       米粉カステラは小麦粉に比べて、日にちが経つとどうしてもパサつき感が出るため、多めに卵黄を入れる事でカバーしました。       最初は普通の上白糖でしたが、「もっとお客様に喜んで頂きたい!」といろいろ研究を重ねた結果、より上品な味にするために阿波特産の和三盆糖を加える事にしました。なかなか穫れない貴重なお砂糖ですが「竹糖」を原料としたこのお砂糖の風味は、今までのものとは一味違います。     合わせ蜜につかう「米飴」糯米に大麦麦芽を加えて糖化させたものです。 和菓子屋さんでは水飴をつかうことが多いのですが、やっぱり米飴は味に深みがでます。また米飴もたくさん種類があり、いろいろ試したのですがこの米飴がいちばんコクがありました。       材料の持ち味を最大に引き出すべく、丁寧に作っていきます。カステラの敷き枠にザラメを敷くのは恩師の教えから。       このカステラを開発・販売しようと思ったきかっけは、ふるさと福井への想いと、自分が食べていたように大事なひと(子供たちと家族)の喜ぶ顔が見たかったから。 子供たちが美味しそうに食べて、笑っているのを見ると幸せです。ですが、開発から販売に至るまでは決して楽な道ではありませんでした。職人かたぎの父は、私が違う事をするとすぐに反対しました。 カステラに関しては「売れん!やるだけ無駄!」の一点張り。。       そのうえオーブンも40年以上も前の旧式の俗にいう「パン釜」。美味しいカステラを焼くために、まずはオーブンの買い替えの説得から始まりました。 やっと購入した後、日中のふだんの仕事をして、みんなが寝静まるころ試作を繰り返しました。初めは小麦粉のものを作り、徐々に米粉に置き換えていきました。       味の種類:プレーン、チョコレート、季節のカステラ     【ご注意ください】 *米粉の特性上、長崎カステラのように日持ちがしません。日持ちは常温で7日間です。無添加で原材料がシンプルであること、また、美味しいものほど日持ちがしないとご理解のほどお願いします。   *欠品などがないよう毎日職人が焼いておりますが、土日祝日をはじめ、注文が集中すると欠品する可能性があります。ご注文は余裕をもってお願いします。(特にお盆期間、年末年始)   *小麦グルテンは使わず、米粉100%で作っておりますが、工場の都合上、小麦も同一工場で使用しております。   器具など可能な限り米粉専用のものを使っておりますが、空気中などで微粉が混入してしまう可能性もあります。重度のアレルギーの方は恐縮ですが医師にご相談の上、お召し上がりください。また、当店では責任を負いかねますのでご了承ください。     「四代目と喧嘩しても作りたかった五代目の米粉カステラ」の商品紹介ページはこちら >>>
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